ガーネットの分類は非常に複雑で、完全に理解出来る人は少ないです。ガーネット族と長石族は鉱物界の二大難関と思っています。 ガーネットには様々な色があり、それぞれ鉱物名と流通名が有ります。厄介なのは、鉱物学的に中間の存在もあり、どちらに分類するか迷う事です。 グリーンガーネットは3種類あり、ウバロバイト、デマンドイトとツァボライトです。鉱物学的には、ウバロバイトと2番目がアンドラライト、3番目がグロッシュラーです。この3つとも同じウグランダイト系列に属しています。 ウバロバイトは小さな結晶が母岩に付いて苔の様になる事が多く、ルースにする事はありません。デマンドイトとツボライトは宝石にカットされ、両者ともグリーンの美しいルースになります。デマンドイトは屈折率が高く、特にロシア産のデマンドイトはホーステールと言う細い毛状の内包物が見られます。 グリーンの発色はデマンドイトはクロムによる物で、ツボライトはバナジウムとクロムによる物の違いがあります。最近はデマンドイトはそのままの名前で流通し、ツボライトはグリーンガーネットで流通しています。 ツァボライトのという名前には皆さんご存知のティファニーが関わっています。それは、ケニアのツァボ国立公園一帯で産出されたグリーンのガーネットをティファニー社が『ツァボライト』と命名しプロモーションしたことがきっかけです。 このツボライトの原石はカットには向いていませんが、アクセサリーレベルの美しいグリーンの石です。UVライトで赤く蛍光もします。マクラメ編みやワイヤーワークでアクセサリーにしてみてはいかがでしょうか。 22×16×15mm 39.39ct #天然石 #ツァボライト #ツボライト #ガーネット #グリーンガーネット #グロッシュラー #原石 #アクセサリー #マクラメ編み #ワイヤーワーク
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